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2011
0308
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絶対潰れない仕様になった銀行

銀行ってのは絶対潰れないという神話が崩壊したのはバブル崩壊後です。


■ 1997年(平成9年)

北海道拓殖銀行

 - カブト・ソフィアというリゾート会社へ4000億近く融資。建てられたホテルは素人同然で赤字だけが膨らみ不良債権化。破綻後は北洋銀行、中央信託銀行へ営業権を譲渡し解散。

■ 1998年(平成10年)

日本長期信用銀行

 - バブル崩壊と共に生じた不良債権をペーパーカンパニーに"飛ばす"。約1800億円の公的資金を投入されるも粉飾決算を行い不良債権隠しを続け破綻。破綻後、初の外資系ファンドが当行を買い取り、新生銀行となる。

日本債権信用銀行

 - 1996年、クラウン・リーシング等のノンバンク3社の日本最大規模の破綻(1兆1187億円)処理で初の赤字決算。その後、経営が悪化し不良債権をペーパーカンパニーへ"飛ばす"粉飾決算を繰り返す。600億円の公的資金を投入するも破綻。破綻処理で3兆円規模の税金が使われる。ソフトバンク、オリックス、東京海上火災保険から成る投資グループに売却され、あおぞら銀行となる。

■ 1999年(平成11年)

国民銀行

 - 同族経営。不良債権と不正融資の"飛ばし"で債務超過となっていたが、取り付け騒ぎで預金流出し破綻。その後、八千代銀行へ営業譲渡。

東京相和銀行

 - かつては銀座・赤坂の飲食店のメーンバンク。国民銀行同様、同族によるワンマン経営による不良債権が積み上がり破綻。東京スター銀行へ営業譲渡。

幸福銀行

 - 同族によるワンマン経営による赤字経営と自己資本率0.5%となり破綻。経営陣と行員との軋轢が生じ怪文書が流出した事でも有名。現在はアメリカ資本の関西さわやか銀行となる。

なみはや銀行

 - 1998年に経営難に陥った、なにわ銀行と福徳銀行が合併した銀行。債務超過実態を把握しないまま合併したため更に経営が悪化し破綻。大和銀行(現 りそな銀行)、近畿大阪銀行へ営業を譲渡。

新潟中央銀行

 - バブル時代に新潟ロシア村、柏崎トルコ文化村などのテーマパークやゴルフ場開発へ融資を拡大しバブル崩壊後に不良債権化した。同族によるワンマン経営だったが早期是正措置を発動したが敢え無く破綻。第四銀行、大光銀行、群馬銀行、東和銀行、八十二銀行、東日本銀行へ営業譲渡。

■ 2001年(平成13年)

石川銀行

 - 脆弱な経営基盤で抱えた不良債権を最後には「迂回融資」「見掛増資」等の不正融資で乗り切ろうとしたが焼け石に水で破綻。

■ 2002年(平成14年)

中部銀行

 - 協栄生命の破綻で特損が発生。早期是正措置が発動されたが、自己資本比率の数値が正確性が無く信用を失い取り付け騒ぎが拡大し破綻。清算や合併目的で作られた日本継承銀行を経由し、東京スター銀行、静岡中央銀行、清水銀行へ営業譲渡。

■ 2003年(平成15年)

足利銀行

 - 1998年の金融不況は乗り越えたものの自己資本比率は-3.7%となり、特別危機管理銀行に指定され事実上の破綻。預金保険機構により一時国有化され足利ホールディングスへ売却された。


と、一時期物凄い勢いで破綻、合併、統合が繰り返されましたね。

今は落ち着いた、というより銀行業務の本来の姿を忘れ自己防衛本能のみで動いてるようです。


■ メガバンク 利息0.02%で金集め国債買って1.5兆円稼いだ 週刊ポスト

銀行には明るい春だ。

メガバンク3行の今年3月期決算の予想は、三井住友フィナンシャルグループが純利益5400億円みずほフィナンシャルグループが純利益5000億円三菱UFJフィナンシャル・グループも純利益5000億円と、目を見張る好業績である(合計1.54兆円)。一方で、銀行が集めた預金を、どれだけ企業などに貸しているかを示す「預貸率(よたいりつ)」の推移を見ると10年前には90%超だったものが現在では70%強にまで下がっている。

では、貸さない銀行がどうやって巨額の利益をあげているかというと、馬鹿馬鹿しいほど単純である。メガバンクなら、普通預金で0.02%程度の“タダ同然”の金利で国民のカネを100兆円規模で集め、その約2~4割を投じて国債をせっせと買い集めているのである。

銀行業界全体では、国債保有額は150兆円近くに及んでいる。10年物新発国債の利回り約1.2%から推計すれば、この国債投資だけで、業界全体で年間ざっと1.8兆円も稼ぐわけだ。全国119行の昨年9月の中間純利益の総額が1.6兆円だから、いかに「利息はなし、集めたカネは国債へ」という商売がオイシイかわかる。

そう批判されると、銀行員たちは必ず2つの言い訳を繰り出す。「BIS規制」と「金融検査マニュアル」があるから貸したくても貸せない、というのである。

順番に説明しよう。

BIS規制とは、銀行の健全性をはかる国際基準で、各国の金融当局で構成されるバーゼル銀行監督委員会が定めている。銀行の健全性を示す指標としてよく耳にする「自己資本比率」も、この基準によって最低ラインが決められている。

昨年9月、その基準が一段と強化されることが決まり、新基準は2年後の2013年から適用される予定のため、各行はこれまで以上に自己資本を強化する必要に迫られているというわけだ。

一方、金融検査マニュアルは日本の金融庁が定めたもので、融資できる企業の条件を細かく規定している。銀行がこれに反して融資をすると、彼らが「鬼より怖い」と恐れる金融検査で「これは不良債権だろう」と査定されるのである。

細かい仕組みは省くが、この2つの規制を守るため、銀行は「融資=危険な資産」を圧縮し、「国債=安全な資産」を増やしているだけだと主張するのである。

本末転倒も甚だしい。これらの規制は、銀行が健全に営業し、社会機能を果たすために作られたものだ。それを根拠に社会的責任を放棄し、自らのカネ儲けに邁進するなら、それこそ銀行不要論が出てくる。

元銀行員でもある和光大学の三宅輝幸・名誉教授は銀行の能力低下を嘆く。

「BIS規制や金融検査マニュアルによって銀行が融資に消極的になっていることは確かですが、だから貸せないというのはバンカーとして能力が低いことを告白しているようなものです。

歴史的に日本の銀行は土地神話に基づいて融資を行なってきた。不動産の目利きはできるが、会社の将来性や事業の収益性を見抜く技術がない。だから貸せない。検査マニュアルでも、中小企業には個別の事情を踏まえて融資できることになっている。現場で貸せるという確信があるなら貸せばいいのです。

ところが現実には、支店の現場で判断して融資することは全くできなくなっています。以前はいた支店の融資担当者すら今はいない。すべて本部がマニュアルに従って融資の可否を判断するからです。

また、経営陣に経済動向を読む力、それに基づいてビジョンを打ち出す覚悟が欠けていますね。トップが経営戦略を持ち、例えばITベンチャーに力を入れろとか、これからは介護業界にもっと貸せ、などと号令すれば現場は動くはず。

どの銀行も同じ制度に従って機械的に融資する、しないを決めているようでは、とても経済大国の金融機関とはいえません」

担保があるから貸す、というだけなら質屋金融だ。しかも質屋は担保(質草)の価値を判断するプロの目を持っているだけ、銀行員よりはるかに優秀である。

※週刊ポスト2011年3月18日


預金を低い利息でかき集め、高い金利の国債を買いまくり利益を上げる。

金さえありゃ誰にでも出来る仕事と化してるようですね。

実際、事業融資を受けるために相談に行ったことがあるんですが酷いもんでしたね。「事業融資」と聞くだけで話しを聞いてもらえない感じ。

割と返済計画も担保もしっかりしてるたかが3000万の事業融資でさえ、けんもほろろ。

企業の社会的貢献の在り方が重要視される世の中で銀行だけは違うようですね。銀行のホームページを開くと社会福祉支援やら地域国際社会支援やら環境活動やらと重要ですが、リスクのない当たり障りのない内容。

此れも必要でしょうが"金を貸す"本業を放棄してる以上、存在が社会的役割なはずがそうでなくなってる事が経済不況の一因でもありますね。

銀行の社会的役割(全国銀行協会)を一読あれ。


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